このところ、気に入って良く聞いているアダチケンゴの記念すべき1stミにアルバムが「サイコロの目」だ。
2013年11月1日に発売された。
収録曲は、サイコロの目の数と同じ6曲。
1 Stranger 2 ピュア 3 初恋泥棒 4 Love is・・・
5 Love cycle 6 Hey!
これらがまたサイコロの目と同じくどれ一つとして同じようなものがない6曲になっている。
1 Stranger
アダチケンゴの代表曲で、2015年4月にYoutubeにアップされた「アダチケンゴ at セルビアンナイト川崎 ダイジェスト」の中で唯一このサイコロの目の中の曲から収録されている。
曲全体を通してのファンクギターのバッキング、チョッパー奏法を駆使するベースラインに軽快なパーカッション、加えていきなりイントロからの泣きのリードギターで、ちょっと切ないメロディーラインながら思わず体が動き出してしまうようなダンサブルなアレンジになっている。
2 ピュア
どろどろした恋愛の歌詞とボコーダーを使ってエフェクトをかけたボーカルに、打ち込みのリズムラインという無機質な雰囲気のテクノアレンジとのギャップが面白い。なぜこの曲でボーカルにボコーダーを使っているのか機会があったら本人に聞いてみたい。
ボコーダーのエフェクトのない生歌の場合、またぜんぜん違う印象になる気がするのでライブでピュアを是非聴いてみたい。
3 初恋泥棒
どこかサスペンス映画の主題歌になりそうなメロディーラインとコーラスのイントロで始まる「初恋泥棒」は、グループサウンズの曲を彷彿とさせるような軽快なアレンジと歌詞の内容とのギャップが凄く楽しい。
またアレンジでは、ギターに耳が奪われる。リードギター×1とサイドギター×2の計3チャンネルでギターが録音さている。音はまさにグループサウンズの音。そして、左側から聞こえるサイドギターと右側から聞こえるサイドギターでは異なるバッキングをしているのでそれだけ奥行きのある分厚い印象になっている。
4 Love is・・・
一言、本当に綺麗な曲。一番はシンプルな、そして、間奏から二番にかけてドラムも加わりその上サイドギターも左右2チャンネルとゴージャスになり、終盤にかけて盛り上がっていくアレンジ、さらに全体を通してのストリングス。そしてそのアレンジに沿うようにだんだん歌い上げていく録音。まさにアダチケンゴの歌唱力を堪能できる一曲になっている。
この曲では二箇所でアコースティックギターのソロパートがあるのだけれど、そのフレーズも綺麗で大好だ。また、後半のギターソロパートではギターからピアノソロに移行していく流れがおしゃれで気持ちよい。
女性ファンに人気の高い理由が、容易に理解できる曲だ。
5 Love Cycle
鍵盤ハーモニカのどこかコミカルなフレーズで始まるこの曲は、Love is・・・と同じくラブソングながらどこかジャズテイストを感じる音と編成で全く違った印象になっていると感じる。
ドラムの金属のフチを叩くリムショットと響きの長いシンバル、ウッドベースをイメージさせるようなベース音、そして、軽快なピアノのフレーズとアコースティックギターとパーカッションでのアレンジはモダンジャスグループの演奏をイメージさせてくれ、オシャレなライブハウスで大人の雰囲気を味わいながら聴いているような気分にしてくれる。
6 Hey!
ライブアーティストには欠かせないのが、ツアーを回る姿を歌うロードソング。メジャーアーティストの中でも初期に作ったロードソングをライブで必ず歌うアーティストは少なくない。ファンもその曲を聴くことで「ライブに来た!」と実感できる大事な曲だ。
このHey!はそんなロードソングになるのじゃないかと思える一曲だ。
ライブでのHey!ではアダチとファンの間でのコールアンドレスポンスがあって盛り上がる曲だと熱心なファンから聞いている。
演奏では、通常左チャンネルになる事の多いNo1サイドギターが右側で録音されていて、左からパーカッションが他の曲よりも強調されて録音されているためか、独特の軽快感と躍動感を感じるし、何よりアダチケンゴが本当に楽しそうに歌っている。聴いているだけで楽し明るい気分になってくる。
アダチケンゴの歌も曲もよいサイコロの目だけれど、じっくり聞くと伴奏のアレンジや録音で色々な事をしていてアダチの遊び心を感じるアルバムになっている。
一度、ヘッドフォンでアダチケンゴの歌だけでなく、バックの演奏や録音にも注意して是非聴いて欲しい。
通常、ライブ会場での手売り限定のCDだけれど、アダチの好意で現在ジイマのサイトから購入する事が出来る。
⇒ジイマCD購入ページ
アダチケンゴ オフィシャルサイト→http://www.adatikengo.com/
アダチケンゴ オフィシャルショップサイト→http://adatikengo.shop-pro.jp/
こんばんは。明日も仕事で早いのですが、感じた事を一気にコメントしますね。
兎に角、ジイマさんのブログは好きです。
目線が違うんですよね(^_−)−☆
楽器の事は全く分からないので、曲やギター始め各楽器についての曲に対する入り方や役割など興味深いものでした。
ケンゴくんの歌に対する拘りや歌唱方法に至るまでも、、、、
最近は、ハルカトオクヘを毎日聞いていたので、サイコロの目は聞く機会がなかなかなかった。
サイコロの目を改めて聴く機会ができた。
イヤーフォンで、左右がら聴こえて車楽器の音やリズムなど聴き入りました。
カッコいい曲にアレンジと歌唱などなど、生ケンゴat行方を実現してほしいな^_^
サイコロの目のように、どの曲も外ずせないだから、、、
今は目覚めて寝るまで、ケンゴくんの歌には包まれています。
てるみん さん
お忙しい中、コメントありがとうございます。
あくまで私が個人的に聴いて感じた事なのですが、アダチさんのアルバムを楽しむきっかけになってくれていればうれしい限りです。
どんなアーティストさんでもアルバムとして世に送り出す時には、それだけの想いがあると思うのです。なかなか素人では思い至らないところもあると思いますが、アーティストさんのそんな想いに少しでも近づけたら嬉しいし、楽しいですよね。