H28.10/30、茨城県鉾田市のJeans&Casualジイマで「磯山純アコースティック・ライブ in 鉾田」が開催されました。
当初磯山純さんは、10/9に開催予定だった鉾田市のうまかっぺフェアにソロで出演予定でした。しかし、当日朝からの暴風雨でイベント自体が中止(うまかっぺフェアは9・10日の開催予定で、10日は開催されました。)。
そこで、急遽組まれたライブがこの日のライブでした。
「鉾田で磯山さんのライブを楽しみにしている人が沢山いたので残念です。」という声を聞いた磯山さんは、どうせ見ていただくなら日頃見せられないバンドでのライブを是非お見せしたいという事で、3人編成で出演が決まっていた行方市のふれあい祭りのこの日にライブを決めてくれたのでした。
この日のメンバーは・・・、
ボーカル・ギターに磯山純。キーボードに自身のソロツアー真っ只中で磯山純classicsのメンバーでもある鈴木孝彦。そして、一青窈のヒット曲「ハナミズキ」の作曲家マシコタツロウ率いるWAZOCKのメンバーでベースのJAYとドラムの臼井博朗(当日はパーカッション)の4人というなんとも豪華なものでした。
(JAYさんは前日広島で「超新星」のライブをこなし、とんぼ返りして翌日大阪でのライブというスケジュールの中参加してくれました。)
セットリスト
1 桜色の街
2 ユウゲショウ
3 8㎝のヒール
4 ロードバイクのフィアンセ
5 買えなかったモカシンブーツ
6 Run In Beat(鈴木孝彦オリジナル・ピアノソロ)
7 Mr.ダンシング(鈴木孝彦オリジナル・ピアノソロ)
8 片想い(磯山純&鈴木孝彦)
9 Buy and Sell~未来へのステップ~
10 Dance Dance Dance~ラムコークを片手に~
11 空中ブランコ
12 虹は雨の上に
13 流れ星
~アンコール~
14 いつか湖のほとりで
この編成でのライブは磯山さん自身も初だったようですが、本当にバンド感満点のすばらしい演奏でした。
臼井さんのパーカッションのメインがカフォンでしたが、JAYさんのベースと重なって重厚な低音でリズムが刻まれ、そして手で叩いていたミニシンバルの綺麗な音が気持ちいいアクセントになって最高のグルーブ感でした。
そこに鈴木さんのキーボード。ピアノ音をメインにしてメロディアスなフレーズと激しいフレーズとを弾き分け磯山さんのギターとボーカルを存分に引き立てていました。
そしてライブ途中では、鈴木さんのオリジナル曲をソロで2曲演奏するサービス付きで当日来ていた鈴木さんファンにもたまらない演奏でした。
実はこの日磯山さんは体調・喉ともに本調子ではありませんでした。おりからのハードスケジュールで調子を崩してしまっていたようです。しかし、この日のライブで見せてくれたパフォーマンスは、そんなことをほとんど感じさせないすばらしいものでした。
そう感じたのは何といってもバンドの一体感がすばらしかったからだと思います。磯山さん以外のメンバー3人が、それぞれクオリティーの高い演奏で磯山さんをサポート。そのサポートに同化する様に磯山さんの演奏と歌があったので、あのビックリするようなライブになったのだと思うのです。
磯山純&サポートバンドではなく、紛れもなく「磯山純アコースティックバンド」だった気がします。
この日のライブに来場した方は、また一つ新しい磯山純のライブを見ることが出来たのではないでしょうか?