「僕のライブDVDを買う人はいないでしょう~(笑)。」 なんて冗談交じりにいつも言っていたアダチケンゴが、とうとうLiveDVDを発売した。
多くのファンに「DVD出して~。」と言われながらも、冒頭のような冗談を言いながら出さなかったのは、どうせ出すなら曲・演奏・雰囲気・映像そして音とすべてにおいて満足できる自信作にしたいと思っていたからに違いない。
今回のDVDは、絶対の自信作の3rdミニアルバム「Reborn」を前面にフューチャーし、300人を超えるファンを前にした心斎橋BigCatでのライブ映像だ。
バックミュージシャンは
Bass&Band Master 加藤裕一 http://www.uichi-leftybass.com/
E,Guitar A-Guiter G-Guitar 渡辺裕太 http://yuta-watanabe.net/pg71.html
E-guitar 安江孝陽 http://ameblo.jp/yasutaka0517/
Keyboard 山本ドンチャン義則 http://yoshinori.fugiyama.com/ Keyboard tatsuya http://tatsuyapf0205.wix.com/tatsuya-official
Drums Waka
Chorus 福見健二 https://twitter.com/fukumikenji
と豪華そのもの。
(ツインギターにツインキーボードなんてメジャーアーティストのホールライブやアリーナライブでしかなかなかお目にかかれませんからね。)
そんな豪華なメンバーによるライブの映像を担当したのがLivePV(http://livepv.jp/)。
本当に綺麗。 その上、ハンディーカメラを中心に使ったその映像は、大きなホールなどとは一味違ったライブハウスでの臨場感、観客との一体感を感じさせてくれる。アダチ&メンバーそして観客の満面の笑顔が印象的だ。
また、後半の「DVDでは僕のO脚とか、猫背具合とかかさかさの唇とか見られるんでしょうね。」とのMCでは、下半身からのアップや横からの上半身、そして顔のアップとちょっといたずら心のあるカットも入れてくれている。
そして、アダチが特にこだわっている「音」。 録音・ミクシングを担当したのが小崎弘輝(http://www.limu-create.com/)。
サイトに掲載されているライブレコーディング&ミックスの実績が下記の顔ぶれ。
・スキマスイッチ Rec, Mix
・清水 翔太 Rec, Mix ・Aqua Timez Rec, Mix ・May J Rec, Mix ・HY Rec, Mix
・キマグレン Rec, Mix
・クリス・ハート Rec, Mix
・平原 綾香 Rec, Mix
・JUJU Rec, Mix
・植村 花菜 Rec, Mix ・miwa Rec, Mix
まあ、そうそうたるメジャーアーティストばかりで、その実力の高さを物語っている。
アダチ本人もブログやツイキャスでも「本当に音がいいです。」と絶対の自信を持っているのもうなずける。
さらに、今回のレコーディングが楽器それぞれの音をラインで録音しているためにすべての音がクリア。
特に、ヘッドフォンで聴くと重厚なリズム隊に繊細なピアノやシンセ、そしてギターとすべての音がクリアでアダチのボーカルを絶妙に交じり合っていて、アップテンポの曲では踊りだしたくなるようで、バラードではうっとりとする。
収録曲は17曲+特典映像1曲で、ライブでは演奏されているけれど音源化されていない曲も含まれている。
音源化されている曲もアレンジは当然ライブアレンジなのでもはや新曲のようなもので聴いていて新鮮だ。
今回のライブアレンジは、ギターは安江のエレキテイストの音中心のカッティングにナチュラルな音やエレキテイストな音そしてアコースティックギターやガットギターまで使っていろいろな音を駆使した渡辺のサイド。
そして、キーボードもアコースティックなピアノ音のtatuyaとシンセサイザーの山本とスタジオ録音に負けないぐらいの幅広い音のバリエーションでの演奏が楽しめる。
当日のライブを見た人も見ることが出来なかった人もふんだんに楽しめる一枚だ。
現在、ライブ会場での手売りだけだが、3月からはオフィシャルサイトでの通販も予定されている。(¥3500)
ここからは、特に個人的に気に入った曲の感想ですので、ご興味ある方は是非。
*個人的にギター&ベース&ドラム好きなのでちょっと偏りがちです。
1 Tell me
Wakaのバスドラと加藤のベースが重なり合ってグイグイと曲に引きずり込まれる。そしてベースラインは凄くファンキーでたまらなく好き!
2 ♡にきて 3セッション!パッション!
渡辺裕太のガットギターの音が凄く綺麗。そして、リズム隊の音の厚みと跳ねるリズムがたまらない。
4 DanDan断捨離
渡辺のスライド奏法は気持ちいい!
5 Dear;~ママはいつでもあなたの味方~
ピアノとシンセのコンビネーションが最高。
6 アルマジロダーリン
アダチのアコースティックギターと渡辺のガットギターが綺麗で温かさ満点の演奏に。
7 さよならサリー
こちらもなんと言っても渡辺のガットギターの音色と演奏が哀愁満点で心をぐっと鷲掴みにされるようだ。
8 that day 9 Pray song
アダチの高校時代からのパートナーギターの音色が格別。
10 No
ハードな演奏のNo。2本のエレキギターは思いっきり音を歪ませ、加藤はベースを交換してのハードロックテイストの演奏が新鮮!
11 ペルソナ
安江の切れのいいカッティングと渡辺のガットギターのカッティングの音のマッチングが気持ちよく格好いい!
12 Stranger
なんといっても個人的に一番気に入っている演奏。安江のファンキーなカッティングに歪んだ音の渡辺のリードギターのフレーズがたまらなく格好いい!!そして、加藤のスラップ奏法を駆使してのこちらもファンキーなベースライン。タイトなWakaのドラム。tatuyaの格好いいピアノと山本の気持ちよいシンセのフレーズ。福見の綺麗なコーラス。 何回繰り返して聴いても飽きない。
13 Jumping Up
この曲では、渡辺のファンキーなカッティングが楽しめる。
14 Don’t stop the bus music
tatuyaのピアノフレーズが大好きな曲。
15 ひだまりの下
tatsuyaのピアノと渡辺のギターと山本のシンセのそれぞれのフレーズの絡まりあいが凄く気持ちいい。そして、ベースラインはセルビアンナイトでのライブの時よりも躍動感を感じて個人的には大好き。
16 メッセージ
安江の伸びやかな音のエレキとオシャレな音とフレーズの渡辺のサイドギター、そしてtatsuyaのピアノとの絡まりとベースラインが超格好いい。
17 ハルカトオクへ 出だしからのもしかするとスライド奏法とバイオリン奏法を合わせているかなとも思える渡辺のギターが気持ちよく最高!