手作り

 

「手作り」

マスプロダクトのものが、世の中に氾濫する現在「手作り」という言葉は、文字通りの意味以上に

「一つ一つ想いを込めて、丁寧に作ったもの」

という意味合いを含むようになっている。

 

その意味から言えば、磯山純の音楽活動はまさに「手作り」そのものだ。

磯山純の音楽活動はそのひとつひとつが想いを込めて丁寧に作り上げられている。

 

まずは磯山純の代名詞であるストリートライブで欠かせないメッセージボード。

その時々のストリートライブツアーの目標を書き込んだボードだ。
熱心なファンにはストリートライブ毎にこのボードを画像を撮り、その度に少なくなっている数字を確認している方も少なくない。

 

次に、ライブチケット。

ライブの形態にもよるが、多くが一枚一枚本人が日付等を書き込んだチケットだ。

 

そして、何といっても磯山純の曲。

「曲を作る時には、僕の曲をストリートやライブで聴いてくれている人の顔を思いながら作るんです。」

磯山本人がライブなどで語っている。

ただ自分の伝えたい事を曲にするのではなく、自分の曲を楽しみにしてくれる人を思い浮かべながら、その人たちに話しかけるように一つ一つ丁寧に作っている。

まさに「手作り」だ。

 

そんな「手作り」の気持ちは、ファンの中にも浸透している。

現在磯山純はどこの音楽事務所にも所属していない。数人のボランティアスタッフが彼を支えてはいるが、基本的には音楽活動のすべてを磯山純自身が決定･管理している。そのため、磯山自身による宣伝活動にはおのずと限界がある。

そんな磯山純の宣伝活動を補完しているのが、熱心なファンによる地道な宣伝活動かもしれない。

 

ある人は、知り合いのお店にビラやフライヤーを置いてもらえるように頼んだり、また、ある人は自分でビラを手作りして知り合いに配ったりしている。

実際、私が磯山純を知るきっかけになったのも近所にお勤めのファンの方が持ってきてくれたオリジナルのビラだったし、同じ町に住んでいるファンの方もよく自作のビラを持ってきてくれる。

 

 

磯山本人はもちろん誰に頼まれたわけでもなく、またそれをしたから何が自分に得になるということもないが、自分が感動した磯山純の曲を一人でも多くの人に聞いてもらいたいという一心での心のこもった活動だ。ファンの「手作り」な宣伝活動も磯山純の音楽活動にはピッタリマッチしているような気がする。

 

そんな磯山純のＮｅｗＣＤの発売が決まった。

１２月３日発売「Love yourself ～ for next stage（仮）」

 

現在のところ収録曲の正式な発表はないが、これまでのライブで演奏された「７月７日、くもり。」や「虹は雨の上に」の新曲が収録されるらしい。

２曲とも磯山純の代表曲になるのじゃないかと思えるほどの良い曲なだけに、非常に楽しみだ。

また、未確認ではあるが、磯山純がソロで活動する前のＬｏｎｉｎ時代の曲「gift」も収録されるという情報もある。

う～ん、発売まであと２ヶ月弱だが、待ち遠しい。