2014~2015にかけてアダチケンゴと金木和也との2マンライブが関西、東京で行われた。どの会場もSold Outになる人気の2マンライブで、2月9日の一旦ファイナルを迎えるも、5月まで追加公演をすることになった。
この2マンライブではそれぞれのオリジナル曲だけでなく2人共作の曲が披露された。
その共作の曲を収録のCDが「春夏秋冬」で、2マンライブの会場限定でのみ販売された。
総計で15分に満たないCDで最初聴いた時には物足りない来さえした。しかし、何度も聴くとこれが不思議、アダチ、金木それぞれのオリジナルCDにはない面白みがしみじみ感じられてきた。まさに聴けば聴くほどアジのあるCDだ。
収録されているのは
1 春na愛 2 ナツコデラックス 3 美輪秋宏 4 クリスマスマツムラ
曲名もは有名芸能人名の駄洒落のようで、歌詞の内容も一見ちょっと言葉遊びかと思える部分もあるのだけれど、どの曲も二人の特徴のある素敵な曲になっている。
1 春na愛 詩:金木和也 曲:アダチケンゴ
23歳の金木の詩なだけあって、若い感覚の言葉で恋の始まりで春を表現している。作曲はアダチが担当。ちょっと切なげながら決して寂しくはない、心の奥がむずむずするようなメロディーに。メロディーメーカーアダチの本領発揮?!
そして、アコースティックギターのみのバックとそのフレーズは桜吹雪の中に主人公がいるようなイメージになっている気がする。
2 ナツコデラックス 詩:アダチケンゴ 曲:金木和也
春na愛から代わってナツコデラックスの作詞はアダチケンゴ。ちょっと遊んだ感じながら男を振り回す女性の姿で夏を書いた。さすが関西のドロドロ王子。
作曲は金木和也だが、一度聞くと鼻歌で歌いたくなるような楽しいメロディーに。
この曲のアレンジはすごく凝っている。最初と最後はどこか盆踊りをイメージするようなテンポでありながら、メインはカントリー&沖縄民謡のような明るくわくわくするようなアレンジに。自らのアルバムにもカントリー調の「ダーウィン」を作っている金木だけの事はある。
3 美輪秋宏 詩・曲:アダチケンゴ&金木和也
一般的に秋といえばやはり「別れ」をイメージする人が多いのではないだろうか。秋を歌ったこの曲もテーマーは失恋。
ただ、オーソドックスな失恋ソングとちょっと違って少し軽快なメロディーとリズムで始まり一瞬楽しげな曲?と感じてしまう。ところが、サビのどこか不安定なコードの伴奏と金木(一番)とアダチ(二番)の心から搾り出すようなボーカルで一人になった人間の寂しさがしみじみ伝わってくる。
4 クリスマスマツムラ 詩:金木和也 曲:アダチケンゴ
最後を飾るのは冬。冬といえばやっぱりクリスマス。
この曲は、ある意味オーソドックスなクリスマスソングのアレンジに。ピアノのバッキングに流れるようなストリングスのフレーズは、綺麗なメローディラインを際立たせてCDのラストを飾るのにぴったりなドラマチックな曲にこの曲を演出している。
ハリがあってクリアで伸びやかなアダチのボーカルとハスキーでどこかリラックスした雰囲気の金木のボーカルは正反対で、二人のデュエットはどんな感じなのかちょっと想像できないところがあった。
しかし、このCDを聞くとお互いの特徴が交じり合って曲に色々な色を加える事になって広がりと深みのある仕上がりになっていると感じた。それも、二人の歌唱力、そして、お互いをリスペクトする信頼関係があってのこそなのだろう。
アダチケンゴと金木和也のこのCD「春夏秋冬」を引き下げての2まん5月24日の東京のライブで一段落する。そのため、このCDに収録されている曲をアダチケンゴと金木和也のデュエットで聴くことのできる機会は大変少なくなってしまう。
ちょっと残念でならない。
本来2マンライブの会場だけでの限定販売の「春夏秋冬」だけれど、アダチと金木の好意により枚数限定でジイマのサイトから購入する事が出来る事になった。
⇒ジイマCD購入ページ
春夏秋冬♪
2月に大阪でファイルを迎え、春夏秋まで発表された3曲とファイルのクリスマスマツムラで発表する曲と計4曲をライブ会場限定発売と聞き、それもライブに行く楽しみになった。
年は離れていても、金木くんとの信頼関係はこの時に感じたし、才能豊かなふたりが、作った4曲が好きでたまらない。
こんな素敵な曲の入ったCDが限定発売なんて勿体無いですよね!!
よろしくお願いします。
ケンゴくんが、とある方のモノマネで歌っているのを、良く良く聞いてみて頂きたいです☆
タイトルも歌詞も、面白いですかす。
ファイルを迎えても、ふたりのライブはまだまだ続きすね!!きっと。
水戸にも行くと思います*\(^o^)/*
その時は、また違う作品発表にならないかな?楽しみです。
またブログよろしくお願いします。
てるみん さん
コメントありがとうございます。 一言、不思議なアルバムです。聴けば聴くほどひきつけられていく感じです。
それぞれのオリジナルアルバムではやらないような遊び心がそうさせるのか?かといって、単に遊んでるものでもない。
一曲一曲、それぞれのオリジナリティ、得意のものが織り込まれていて、本当に楽しいアルバムで大好きです。
二人のツアーが一段落してしまったのは本当に残念。ただ、近いうちにまたやりそうな気もします。
また、水戸でもやってくれるでしょう、きっと。その時には見逃せないな!!