磯山純がフルバンドでライブをする時のバックバンドが「Black Swan(ブラックスワン」。そのブラックスワンのバンドマスターであり、ギターが小澤マコトだ。
小澤は、磯山純のCD2作連続でアレンジも担当している。
その小澤が磯山純の曲のセルフカバー動画をYoutube上に公開している。
楽譜が一切販売されておらず、自分でギターの弾き語りをしたい人が個人的に耳コピーをしているだけの磯山の曲にあって、小澤のセルフカバー動画は磯山の曲をバンドでコピーしたいと思っているファンにはお宝物のプレゼントだ。
第一弾は2014年12月3日発売のNewCDに収録されている「7月7日、くもり。」
動画では原曲がL側に、ギターがR側から聴けるようになっている。なので、PCのボリュームバランスを調整することで、色々な聞き方が出来る。(私はL2:R8のバランスで聴いている。)
何度も見ているけれど、その度に「こんなフレーズ弾いていたんだ。」とか「そんな指使いをしていたんだ。」とかCDを普通に聴いたり、ライブを見たりしていただけでは分からない新しい発見があって飽きることがない。
今回の「7月7日、くもり。」ではAメロの部分が1番ではパワーコードで2番では分散コードになっていたりするなどアレンジなども良く分かって面白い。
個人的には3:06からの大サビに向かう間奏が凄く気に入ったのだけれどCDではちょっと聞き取れなかった。そんな事をツイートしたら嬉しいことに小澤本人から
「実はあそこは最近のライブから弾いてる元々ホーンセクションだったフレーズなんですよ。自分で考えたフレーズだからどうしてもライブでも捨てられなくて弾いてますw」
というコメントを頂いた。
実際に演奏しているプロのミュージシャンから演奏について教えてもらえるなんてそうそうあることではないので感動。
フルバンドワンマンライブで、磯山の歌はもちろんだけれど、小澤のギタープレーもますます目が離せなくなった。
(敬称略)