磯山純クリスマスライブ in なめがた

爆弾低気圧が発生しTVニュースで「数年に一度の大雪」と騒がれる12月17日(水)、磯山純 クリスマスライブ in なめがたに行った。

行方4

当初、夕方から所用があって行く事を諦めていたのだけれど、思いのほか早く終了。18:30に帰宅できた。当地から会場までは車で30分弱。2回公演の2回目が19:00~だったので、「途中からでもいいかな。」とでかける事にした。

18:00からの一回目の公演は当初の予定通り駐車場のイルミネーションの前で行われたようなのだが、流石の寒さで「演奏する方はもちろん見てくれるお客さんの為にも」という行方市スタッフの計らいで二回目の公演は公民館内のロビーで行われた。

会場になった場所は屋内のロビーとはいえそこそこの観客が入れる広さがあり、加えて天井も高くコンクリートの壁で音の響きが凄く良い場所だった。

公演後、チェロの伊藤修平も「音の響きも良いし、やりやすかったですよ。」と話していた。

屋外から屋内への機材の移動もあって二回目のスタートは予定時刻よりも若干遅れてスタートとなった。

1 BGM
スタートは磯山一人でBGM。新CDの中でも磯山のギター一本で収録されていて、「あのBGMはたまらない。」というファンも少なくない。
まして大きなウィンドウの外には綺麗なイルミネーションのある中で、薄暗い会場に磯山のみのピンスポット。涙したファンもいたかも。

2 Dance Dance Dance~ラムコークを片手に
次は、チェロの伊藤修平を向かえてチェロ&ギターでDance Dance Dance~ラムコークを片手にバンドバージョンとは一味違った演奏が興味深かった。

行方1

3 買えなかったモカシンブーツ

3曲目は買えなかったモカシンブーツ。「モカシンブーツってどんなやつ?」という伊藤修平の一言とそれに応える磯山の会話はライブのMCというより日常会話。
演奏ではチェロのピッチカート奏法でウッドベースのようなフレーズや流れるような演奏が際立ち、曲調との兼ね合いも合って凄く気持ちの良い演奏になっていた。

4 虹は雨の上に
4曲目では、この曲を作った背景や心持などを静かに語ってから演奏に入る。
この曲をご存知の方は容易に想像できるかもしれないが、バックのイルミネーションと流れるチェロの響き、そして、磯山純のギター&声でドラマチックな演奏になっていた。

5 いつか湖のほとりで
最後は、「いつか行方市文化会館でもライブをしてみたい。」との言葉とともに、千波湖の1万人ライブの目標を語って代表曲のいつか湖のほとりで。

6 月の満ち欠け
アンコールに選んだ曲は「人生には色々な時がありますよね。」というMCとともに月の満ち欠け。

私はあまりライブに行けないので普通のライブがどのような雰囲気か分からないが、今回のライブはとにかく「リラックス」という感じだった。
MCでも伊藤修平が大晦日の国民的歌番組の事を全く知らないということが判明して磯山純が驚いたり、伊藤修平と誕生日の同じお客さんがいて2人で握手したり。
磯山と伊藤のMCはほぼ日常会話的。
大変楽しいクリスマスライブだった。

行方2

そして、最後に今回の2人の写真が行方市の来年の日めくりカレンダーに使われるということでそのための撮影がイルミネーションの前で行われた。

行方3

こうして「磯山純クリスマスライブ in なめがた」の1日目が終了した。

 

最後に、強調しておきたいのが、今回のライブを企画・実現した行方市のスタッフの方々のホスピタリティの高さだ。
臨機応変の会場変更、それに伴う時間変更。さらには、ライブの後、物販や2人のアーティストとファンの交流も盛り上がって予定時刻より大幅に遅くなったはず。にもかかわらず、嫌な顔一つすることなく見守ってくれるスタッフの方々。
さらに「心から楽しんでくれるお客さんの笑顔が見ていて一番です。」とのスタッフの一言。
こんな心温まるライブはなかなか経験できなかった。
あまりの心地よさに長居をさせていただいて、ちょっと迷惑をかけてしまったかも。反省しています。

「磯山純クリスマスライブ in なめがた」は12月21日もう一度行われる。

会場は良くも悪くも交通の便が良くないところ。それだけに、東京はもとより水戸やひたちなかなどでは決して味わうことのできない普通とは違ったリラックスした「隠れ家ライブ」を楽しめるはずだ。

ちょっとがんばって足を運んでみる価値は十分ある。

【追記】
何と!当日の模様のダイジェスト版が行方市のYoutube公式チャンネルで紹介されています。

 

 

 

 

4 Comments
  1. こんばんは。

    素敵なクリスマスライブのルポありがとございました。
    チェロの演奏のDance Dance Danceや、イルミネーションバックにBGM聞きたかったです。

    11月に行われたイベントが成功という事ですね。
    また、行方市の方に呼んで頂けるなんて、純くん幸せですね。

    やはり、今後の目標の事を考えると茨城で知名度を上げ、茨城県内から動員する事が必須と思われます。

    今回のイベントは、それを考えると、本当に良かったのではないかと思います。
    行方市のイベントを企画されて実際に開催されたスタッフの方々に感謝てすね!!
    カレンダー欲しいですね^_^

    実は20日に磯山さん、21日にはアダチさんのライブに行きます。
    21日は行方まで車で連れて行って下さる方も有難い事にいるんですが、私は東京に帰宅出来なくなりそうで水戸にらまた戻り延泊するか?悩んでいます。

    ブログを拝見して、今心が揺らいでいます。
    早朝に水戸を出て出勤と言うハードスケジュールになるためです。
    悩みます。。。。

    • いつもコメントいただきありがとうございます。
      タイトルが「なめがた」となっているのにお気づきいただけたでしょうか?
      正式には「行方」と書きます。市のスタッフさん曰く「知名度がないので『行方』と書くと読めないか『こうほう』または『ゆくえ』と呼ばれてしまうんです。色々やって知名度を上げなくちゃ。」
      自分や故郷の知名度を上げるためにがんばっている磯山さんと同じ思いがあるから一生懸命取り上げてくれるのかもしれません。
      そんな行方市のスタッフさんのためにも、もちろん磯山さん自身の為にも知名度がアップして欲しいですね。

      ただ、有名になってしまうと今回のような「隠れ家」的なリラックスしたライブを見ることはできなくなってしまいます。
      ですから、今のうちに是非!!

  2. まるでその場にいる様な感覚に陥らせて下さるルポでした(^-^)vいつもながら中島さんの文章力に驚かされます(^-^)vチェロとギターのDanceDanceDanceを是非聞いてみたかったです(^-^ゞ買えなかったモカシンブーツもチェロギターバージョン聞きたかったなぁ(T_T)中島さんが楽しめたみたいでな何よりです(^-^ゞまた一緒にLIVE行きましょうね(^-^)v

    • いつもコメントいただきありがとうございます。
      どの曲も本当に良かったですよ。そして、あのリラックス感がたまりませんでした。
      誤解を恐れずに言えば「いい感じに力が抜けている」感じ。「伝えよう」というより気持ちを歌に込めることに集中している感じ。
      十分堪能できました。
      是非是非LIVEをご一緒できるのを楽しみにしています。

濱地典夫 へ返信する コメントをキャンセル

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