先日のバレンタインデー。
母親と嫁さんからチョコレートをもらい、まったく色気がないながら
かろうじて「ZEROを免れた!」と喜んでいたら、
「身内はカウントしない!」
と先輩に注意されて多少凹んだ店長の中島です。
追い討ちをかけるように先輩から
「お前は、義理チョコをくれる人脈もないのか。」
と笑われる始末。
ちぇっ、小4の息子にも負けちまったぜ!
今回は前回に続き、ジーンズの値段の違う理由です。
前回は素材になるデニム地の違いでした。
もう一つ(厳密にはそのほかにも細かいことはあるのですが・・)の理由の縫製製作費用です。
まず、まあジーンズを縫う人の人件費。これは分かりやすいですよね。
中国や今では東南アジアなど人件費の安い国で縫製しているジーンズは安く
なりますし、反対に日本などは人件費が他の国に比べて高いのでどうしても
日本製は高くなりがちです。
また、同じ国の中でもでも高い縫製技術の工場の場合それなりに人件費も高く
なりますから、出来上がるジーンズの値段にも影響します。
さらに、大量に作る場合には一本あたりの縫製費用が安くなるので、その場合
にもジーンズの値段は安くなります。
ここまでは縫製制作費の中の人件費の話です。
次に、製作費用の中で加工料。
ジーンズは一度お湯洗いしただけのワンウォッシュのほかに、色落しを
したりブラッシングして部分的に色落しした中古加工があったり、わざわざ
穴を開けたダメージ加工があったりします。
この加工料も馬鹿にならないんですね。
ただ、色と薬品を入れてひたすら洗濯して色落しさせるストーンウォッシュなら
それほどの加工料はかかりませんし、機械的にただただブラッシングする中古加工
ならそれほど高くなりません。
が、それじゃ~、あまり格好よくない。
そこで、リアルなひげ加工を入れたりするようになると一本一本手仕事になる
ことも多く加工料が高くなって、結局、ジーンズの値段に影響するわけです。
ここまでジーンズの値段の違いの理由で大まかなことを書いてきました。
予備校の授業風に最後にまとめると・・・
一般的に出回っているそこそこのデニム生地で人件費の安い国や工場で縫製し
あまり手の込んだ加工をしないジーンズ安く、
こだわったデニム生地をこだわった縫製でこだわった加工をしているジーンズが
高い
ってことになります。
それじゃ~、結局ジーンズは高いものと安いものとどちらを買えばいいの?
ってことになりますよね。
次回はそのことを書くことにします。
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