関西を中心に活動している実力派シンガーソングライターのアダチケンゴが平成26年10月30日に2ndミニアルバム「ハルカトオクへ」をリリースしました。
アダチほどの実力があり、それなりの期間活動していながら、なぜ2nd ミニアルバムなのか?、アダチケンゴを知って好きになって日が浅い私には分かりません。
しかし、このアルバムは聴くとすぐにアダチが好きになるぐらい良いアルバムになっているのじゃないでしょうか?
熱烈なファンには怒られてしまうかもしれないけれど、アルバムを聴いての私なりの感想を書かせていただこうと思います。
1 「ハルカトオクへ」
文字通りアルバムタイトルにもなっている曲です。
アダチ自身ラジオなどのリクエストには「ハルカトオクへ」と言っているので、この曲が今回のアルバムの代表曲であるのは間違いないでしょう。
一度聴いたら鼻歌で歌えるぐらいシンプルで且つ気持ちの良い流れるような旋律はアダチのメロディーメーカーとしての十分感じる事ができます。
そして、シンプルな旋律はともするとチープに聴こえてしまう事もあるのだけれど、オモテ打ちとウラ打ちを組み合わせたペース&ドラムのリズムアレンジが格好良く曲を引き立てていると同時に曲に明るさと躍動感を与えているような気がします。
さらに、終盤のサビを一音あげて歌い上げる事でアルバムジャケットの写真のような突き抜けるようなすがすがしさを感じる事ができます。
2「♡にきて」
この曲も「ハルカトオクへ」に続いて旋律のきれいな曲です。この曲が大好きな女性ファンも多いと聞きます。
どこかラテンテイストを感じるリズムにピアノのフレーズ、そして、バックのパーカッションでミドルテンポの曲ながら独特の躍動感と心地よさを十分感じます。
3「Jumping up」
こちらは文字通りサンバ調の調明るい曲。バックにもサンバドラム、ブラスも入ってノリも最高。ライブでファンが踊りながら大盛り上がるというのもうなずけます。
4「枯葉」
一転、アコースティックギター一本での「枯葉」。
ラジオから聴こえてくるようなイントロとギターアレンジ、そしてメロディーラインがどこか吉田拓郎などが一世を風靡したフォーク全盛の頃のフォークソングを連想させます。
5「ペルソナ」
このペルソナもアダチケンゴがファンにリクエストして欲しい曲として上げているものです。
前曲の枯葉とは違いこの曲はロックテイストのエレキギターのバッキングから始まりどんどん他の楽器が加わっていきます。さらに、ストリングスが部厚く加わるアレンジでドラマチックな曲に仕上がっています。
個人的には、後奏の部分のジャジーなピアノソロとチョッパーベースが使われたベースラインがすごく気に入っています。
6「何もない」
なんともいえないドラマチックな一曲。ギター一本のバックの一番に続き、二番ではストリングスも加わったフルバンドのバックに。そして、最後にアカペラのパートを挟んで歌い上げるアレンジでドラマチックに仕上がっています。
この曲は「ハルカトオクへ」や「♡にきて」とは違った切なくやるせない気持ちが伝わってアダチケンゴの歌唱力の幅の広さを感じさせる曲になっています。
7「僕の歌」
最後に、自分からファンへのメッセージなのかなとも思えるこの曲を、オーソドックスなアコースティックアレンジで聴かせてくれます。
熱心なファンの方から聞いた話では、この曲は同じくミュージシャンだったアダチのお父さんが生前作った歌で、アダチが大人になってからお母さんからこの曲が録音されているテープをもらい、テープから聴き起こせなかった部分をアダチが作って今回リリースしたとのこと。
お父さんとの共作的な作品ということになります。
それだけに、アダチにとっては思い入れも他の曲とは違った曲であるからこそアレンジはオーソドックスにまとめたのではないでしょうか。
全体を通してアダチケンゴの歌唱力の幅広さ、そして、アレンジの幅広さを感じるアルバムになっています。
素人の雑感に過ぎないこの投稿がアダチケンゴを知らない方、知っていてもこのアルバムを聴いた事のない方が興味を持つきっかけになってくれれば幸いです。
通常、ライブ会場での手売り限定のCDだけれど、アダチの好意で現在ジイマのサイトから購入する事が出来る。
⇒ジイマCD購入ページ
アダチケンゴ オフィシャルサイト→http://www.adatikengo.com/
アダチケンゴ オフィシャルショップサイト→http://adatikengo.shop-pro.jp/
本当に、ケンゴくんがを知らない方がブログをきっかけに知って頂き、歌を聴いて頂きたい。
是非、1stminiアルバム”サイコロの目”と合わせて聴いて頂きたい。
圧倒的な歌唱力!
歌たびにアレンジを変えて、その時その時のファンの反応などと相まって化学反応を見せている♪
オリジナル曲、たくさんあるから、もっともっと音源化してほしいな!!
ジイマさん、ブログありがとうございます。
知るきっかけって本当に大切と感じます。私もアダチさんが磯山さんとやらなければアダチさんを知ることもありませんでしたから。
そして、どんなきっかけでもアダチさんを知って、歌を聴いてもれればその良さは感じてもらえると思うんですよね。
このブログが、そんなちょっとしたきっかけの一つになれば、凄く嬉しいです。
素晴らしい。ブログコメントでした。
プロも顔負けの解説と、感想でした。
余計に素晴らしい。アルバムだと、認識させられました。有り難うございます。
いずみ 様
コメントいただきまして、ありがとうございます!
また、過分なお言葉をいただき恐縮です。
素人の勝手な感想ですが、少しでも「ハルカトオクへ」を楽しめるお役に立てたら幸いです。
アダチケンゴさんは私も大好きになったので、これからも色々ブログを書いていきたいと思ってます。
今後ともよろしくお願いいたします。