2017年8月10日、アダチケンゴさんが新シングル「The Last Day」をリリースしました。発売当日は手に入れることができなかったのですが、色々な方のご協力で待望のアルバムを聴くことが出来ました。
キャスやブログでご本人も発信している通り、現時点の渾身の作品だなと感じました。ポップな曲・ワルツ・R&B・ハードロック・フォーク・ロックと本当にバラエティのある曲の数々。そして、テーマも個人的なものから社会的なものまでに渡り、これらの曲をすべてアダチさんが作詞・作曲しているのですから、その音楽性の幅広さを改めて感じます。
また、アレンジを担当した加藤祐一さんもツイッターで
「今回は全て色の違う楽曲だったので、 アレンジもかなり試行錯誤をしてのチャレンジでした!」とおっしゃっている通り、アレンジも相当気合の入った作品になっています。
2017.08.10発売
アダチケンゴ 4th Album
「The Last Day」M1,2,3,5,6,7の編曲とベース弾かせて頂いてます!
今回は全て色の違う楽曲だったので、
アレンジもかなり試行錯誤をしてのチャレンジでした!渾身の出来ですので、是非お手元に!! pic.twitter.com/LmtPekGyzz
— 加藤裕一(Uichi) (@uichi0121) 2017年8月11日
必ず訪れる「The Last day」に「That day」があったから幸せな人生を送れたのだなと感じられる生き方をしたいと改めて考えさせれらました。
以下、聴いてみて個人的な簡単な感想です。
1 Dan Dan 断捨離
「過去にとらわれず生きていこうぜ」というテーマを掃除の断捨離にかけた前向きな楽しい曲ですが、変拍子のリズムとエレキギターのスライド奏法で見事にファンキーな曲に仕上がっています。超楽しい(笑)。
2 カトレア
カトレアの花言葉をググると「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」「魔力」「魅惑的」。魅惑のone night standにポップスでは珍しい(?)優雅なワルツのリズムを使った事に何となく納得してしまいました。
アレンジでも民族楽器とアコーデオンの音色でヨーロッパの下町の雑踏だったり「その日限り」のもの哀しげな雰囲気をイメージさせてくれて心揺さぶられる曲になっています。
3 Holiday
R&B調のアレンジでJPOPでありながらどこか洋楽雰囲気が感じられる格好いい曲です。ドラムラインとベース、そこに絡まるフォーンセクションが超格好いいです。
4 Own
このアルバムで唯一アコースティックギター一本での曲。多分ギターとボーカルとは別録りしていると思うのですが、ギターを弾きながらの一本録りの雰囲気で、まるでライブを聴いているようです。
◎ブログをアップした後、アレンジャーの加藤裕一さんのコメントでなんと録音はギター一本勝負の同時録音だったのが判明!!
アレンジ的裏話ですが、
Ownは歌とギター一発勝負の同時録りなんです^ – ^!— 加藤裕一(Uichi) (@uichi0121) 2017年8月16日
ギターでもボーカルでも一つミスすれば録り直しになってしまうという緊張感が、あのライブ感満点の録音の要因だったんですね。
5 No!
クリアな音質のAメロからサビで重低音のギター、ベース&ドラムが一気に迫ってくる録音になっていて曲全体の奥行きを強く感じます。とにかく、サビのギター、ベース&ドラムの迫力は圧巻でNo!の世界観を一気に感じられます。
6 夢のつづき
2015年に発売されたLive DVDにボーナストラックとして収録されている曲ですが、今回の収録はフルバンドアレンジで且つテンポがアップされていて全然違う印象になっています。
アコースティックギター(イントロからAメロ、2番はエレキギター)のシンプルなカッティング→ロックテイスト満点のギター&ベース&ドラム(Bメロ)→四つ打ちドラムに裏打ちのハイハット(サビ)の展開が勢い良く夢に向かう疾走感を強く感じさせてくれます。サビに入る直前のブレイク&アタックが特に格好良くて大好きです。
7 that day
このアルバムのリード曲でもあるthat day。ど真ん中のストレートのラブソングなだけに、アレンジもラブバラードの王道のようなアレンジです。
ストリングス特にヴァイオリンのアレンジがすごく格好いいです。ボーカルのバックでロングトーンでながれるだけでなく、時にボーカルと同じ旋律をハモるようなフレーズ。間奏ではギターと絡んだり、大サビでシンセと相まって厚みのある演奏になっています。
また、このthat dayは豪華なMVがYoutubeにアップされています。
公開5日で4000閲覧に迫る勢いの人気MVです。
(歌詞カードに、一番が「最後」で二番が「最期」に何故なっているのか。現在考え中、自分への宿題です。)