山本義則　初水戸ストリートライブ～H27.10.17

ドンちゃんこと山本義則がH27.10.17初めて水戸駅でストリートライブを行った。

山本は関西と中心に活動中でストリートライブも関西がほとんど。関東では先日、横浜の桜木町で行った事があるぐらいだ。

そんな山本だが、８月にアダチケンゴのワンマンライブで行ったオープニングアクトでの山本の演奏を見て好きになった茨城のファンの強い要望で急遽水戸でワンマンライブを開催する事に。そしてそのワンマンライブのために水戸に前日入りした事もあって、こちらも急遽水戸駅での初ストリートライブをすることになったのだ。

盟友アダチケンゴのアドバイスの通り当初水戸駅南口でストリートライブを行う予定だったが、先にストリートライブをしていたアーティストもいたので北口でスタートした。

その後、南口が空いたという情報があって、南口に移動した。

北口で１ステージ、南口で３ステージ（だと思う）の計４ステージでは、ビリー・ジョエルの「ピアノマン」、ウルフルズの「バンザイ」、イーグルスの「デスペラード」などのカバーでスタートし、その後、1stフルアルバム「DON～ディー・オー・エヌ」からオリジナルソングを２時間にわたって演奏した。

当たり前のことながら水戸ではあまり知名度の高くない山本なので、ストリートライブの最初に集まったのはツイッターでストリートを知ったファンがほとんどだった。

しかし、山本がエレピを演奏し始め、そして、ちょっとハスキーがかったあの甘い声で歌い始めると、通りがかりの人が次々足を止め、ある人はじっと聴き入り、またある人は自己紹介のビラを手にとって読み入っていた。

予想外だったのは、山本の演奏に気を留め立ち止まる人達に男性と大人が多かった事。
ちょっと赤毛に染めたヘアースタイルに甘いマスク、そしてピアノという事で、ストリートで聴いてくれるのも若い女性が中心になるのかな？とも考えていた。
しかし、最初に投げ銭したのも若い男性。また、普段ストリートライブをしていてもひたすら目的地に向かって歩くスーツを着た男性達もふと足を止めて１曲聴いたり、掛け声をかけたりする事が多く見られた。
そして、個人的に印象的だったのが、野菜の入ったレジ袋を持った初老の夫婦が山本のオリジナル「アイニデアッタ」を含むラストステージの終わりの２曲を手をつなぎながらジッと聴き入っていた姿だった。

確かに、昨日のストリートで山本の演奏した曲の中でファン人気でノリのいい「Puzzle」はもちろんだけれど、思った以上に「アイニデアッタ」や「ヨオヨ」の静かなバラード、そして「sky high」のジャジーな感じが、ちょっと肌寒かった昨日のストリートでは街並みに優しく溶け込むようですごく感動的だった。

そんなところが、男性や大人が多く足を止めた理由なのかなとも考える。

各ステージの間の物販でも並ぶ方も多く、これから水戸でのストリートの回数を重ねたら確実にファンが広がっていくだろうなと感じるストリートライブだった。

水戸は山本の本拠地の関西からは決して近いとはいえないけれど、今回をきっかけにこれからも水戸での活動の機会を増やして欲しいと願ってやまない。