磯山純×アダチケンゴ×金木和也3マンライブat水戸まちなか情報交流センター

アダチケンゴと金木和也が水戸駅でストリートライブをした翌日の5月23日、水戸をホームにする磯山純がアダチケンゴと金木和也を招いての「僕の好きな人」という形で3マンライブが開催された。

3man

アダチケンゴが名古屋のストリートライブで磯山純に出会ったのがきっかけになって、磯山純に招かれて水戸で初めてフリーライブをしたのが去年の夏。そして、その半年後には水戸でワンマンライブをしたぐらい水戸で人気のアダチケンゴと、若者に人気の映画「アロハライド」の挿入歌をひきさげて若者に人気急上昇中の金木和也との3マンライブとあってチケットは早々にSold outになっていた。

ライブの後の磯山純のFacebookやアダチケンゴのブログ、更には、参加したファンのツイッターやブログにアップされたファンの感想などを見ると大変な盛り上がりで3人それぞれの魅力が十分伝わったライブだったようだ。

 

第一に登場は一番若い金木和也

前日のストリートのMCでも「花粉症なので地元でもストリートはほとんどしません。」「茨城って花粉の飛散量が日本一なんですよね~。」と話していた通り、この日も花粉症で声がかすれていたようだ。ただ、そんな中での熱唱はアダチケンゴが「鳥肌がたった」とブログに書くほどの出来だった。

そして、金木は日頃あまりMCをしないにもかかわらず、練習のために初めてスタジオに入ったその日にメンバーで喧嘩をしてバンドを解散した事などレアなエピソードなどを含めてずいぶんとしゃべった。前日に「水戸でワンマンをやりたい。」と言っていたぐらい水戸を気に入ったからなのだろうか?

 

次に登場したのがアダチケンゴ

水戸では必ず「磯山純君に名古屋のストリートで声をかけてもらって、こうして水戸で歌う事が出来てます。」と磯山に対する感謝の気持ちを口にする律儀なアダチケンゴ。
そうして歌うようになった水戸の事もまた、水戸で出会うファンの事も気に入っているようで、
「水戸のファンは温かいですよね。磯山君の物販にあるCDの展示用ラックを見て良いなと思って聞いたら、ファンの方がプレゼントしてくれたっていうし・・。それに、僕のCDはジーンズとは関係ないのに僕のCDを置いてくれているジーンズショップもあるんです。ありがたいです。」
とMCで話していた。
6月14日ひたちなかファッションクルーズでのフリーライブに7月26日水戸でのフードワンマンも決まり、これからは茨城でアダチを見る機会も増えるに違いない。

しかし、今回アダチのステージで特別だったのは新曲「さよならサリー」「何もない」「僕の歌」「ひだまりの下」の一連の流れだったかもしれない。

アダチがバイトしていた時に大変お世話になった人がつい先日亡くなっていた事を知ったのだそうだ。
その方はバイトの時には非常に厳しかったようだけれど、バイトをやめた後もライブを見に来てくれたりしてずっと応援してくれていた方だったようだ。もちろんアダチの夢が大阪城ホールでのワンマンライブである事を知っていて「大阪城に連れてってね。」と日頃から励ましてくれていた。
そんな恩人の訃報に接して間もなっかっただけにアダチも精神的につらかったであろう事は
「水戸への遠征が一人じゃなくて良かった。」
とMCでいっていることからも良く分かる。
そんな当たり前のことが当たり前ではなくなった出来事に出会ったばかりのアダチの「さよならサリー」「何もない」がいつもと違って格別なものになっていた事を、その場にいたファンは感じたはずだ。
ライブの後、ファンの一人が買ったポストカードに「何もないでは少し感極まって、、、。こえていけるように歌い続けていきます。」とメッセージを書いたぐらいアダチ自身にとってもこの日の「何もない」は特別だったに違いない。

さらに、アダチが2歳の時になくした父親の作った歌にアダチが詩を加えて時を越えた共作になっている「僕の歌」も、いつも以上に父親と恩人が見守っていてくれる事を感じながらの演奏になっていたはずだ。

そして、「ライブがみんなの安らぎの場だったらいい」と言って演奏された「ひだまりの下」はアダチからの会場に来てくれた皆へのプレゼントだったのだろう。

 

三番目に登場は、磯山純

死についてに向かい合った「ゴーグルウルトラマン」も、自分の輝ける場所を探す「ダンデライオン」、解散したコンビの相手を思って書いた「BGM」、自分が嫌いだった自分へ言い聞かせるように書いた「forgive」と、金木やアダチの想いの詰まったステージを聴いてからそれに応えるかのように組んだかとも思えるようなこの日のセットリストになっていた。
MCで自分が感情表現が苦手で誤解を受けて知らない間に相手を傷つけてしまったりした事など、ともすると磯山自身のイメージダウンにもつながりかねない事までも軽くエピソードを交えて話しながらの磯山のステージは、アダチから見て「強さだけでなく 弱さも見せてくれるステージに 圧倒的な強さを」感じ、「シゲキックス200個分の刺激をもらえた気がする。」とブログに書くほどの熱いステージだったようだ。

また、アダチと金木には水戸でワンマンをやってもらいたいと磯山は話す。その事は、他の二人に比べてキャリアの短い金木や水戸に歌いに来るようになって間もないアダチにとって水戸が活動の拠点になってほしいという優しい気持ちと、その事で水戸が活気づく街に戻って欲しいという磯山の故郷を思う気持ちの現れだったに違いない。

 

そして最後に3人がお互いの代表曲をうたうセッション。

アダチケンゴ「Stranger」、金木和也「Lucky」、磯山純「流れ星」とどれも3人の代表曲でこんな贅沢な3マンセッションを見ることが出来たファンは本当に幸せだったと思う。

 

今回のライブが「磯山純Presents僕の好きな人」なだけに、アダチと金木は磯山にとって信頼できる仲間であるに違いない。また、直後のブログで「関西でも競演できたらな~。」と書いている事からもアダチにとっても磯山は絶えず刺激を与えてくれる信頼できる仲間と考えているのが分かる。

この信頼関係が今回の3マンライブが大成功した一番の理由であろう。

 

*今回エントリーを書くに際して、参加されたファンの方々からも感想を聞かせて頂きました。御協力ありがとうございました。

2 Comments
  1. いつもいつも本当に本当に素敵なブログをありがとうございます。

    ブログを読んでライブの感動が、また蘇ってきました。
    ケンゴくんは1曲1曲、毎回アレンジを変え歌われるので、それが楽しみでもあります。ゾクゾクっとしてしまいます。

    セットリストが良く歌も感動の連続でした。

    さよならサリーからの4曲はたまりませんでした。
    ライブが私達にもケンゴくんにも、ひだまりの下にもなりますように。

    純くんのシゲキックスは凄かったまw

    金木くん、次は何Tシャツかな?

    • てるみん さん
      コメントありがとうございます。本当にいいライブだったようですね。
      参加できた方々が羨ましい限りです。

      ライブの後、ライブに参加された方にお会いすることも多く、皆さん「今回は想いが詰まったライブだった。」
      と口々におっしゃっていて、そして「あの雰囲気を今回参加できなかった人にも知ってもらったら良いよね~。」
      とも話されてました。

      そこで、その方々のお話や磯山純さんのライブの後のFBやアダチケンゴさんのブログ、またそれに書かれたコメントなど
      も参考にしながらブログを書きました。

      事前に、参加した方数人に、目を通してもらって雰囲気などに間違いはないか?などを御意見を頂いた上で公開しました。

      てるみんさんもご覧になってお気づきの点などありましたら遠慮なくお知らせください。

      今回の構成の3マンは今のところ予定はないようですが、是非見てみたいライブの一つです。

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