2015年11月25日、アダチケンゴ フルバンドワンマンライブ「P×D×C at 心斎橋Big-Cat」で、待望の3rd mini album 「Reborn」が発売された。
待ちきれなくてダウンロードした先行配信の「ひだまりの下」を聴いて、ますます期待していたアルバムだったが、期待を裏切ることのない、いや、期待以上のアルバムだった。
【収録曲】
1 Tell me
2 セッション!パッション!
3 アルマジロダーリン
4 Dear;~ママはいつでもあなたの味方~
5 さよならサリー
6 Pray song
7 メッセージ
8 ひだまりの下
1 Tell me
ロックな音色のエレキ2本とアコースティック2本の分厚いギターで始まる「Tell me」は、イントロから鳥肌もの。
曲全体通して細かくファンキーなカッティングのサイドギターに力強いアコースティックのストローク。そしてバックに流れるようなキーボード。さらに、しっかりタイトなドラムラインにノリノリのベースで一気にアダチケンゴワールドに引き込まれた!
ギターの音、フレーズに最高に感動した。
そして、どんどん盛り上がっていくベース&ドラム。まるで、ロックバンドのような感覚にさえなる。
どこか世界の音楽シーンを席巻していた頃のアメリカンロックを彷彿とさせる躍動感のあるアレンジで、この「Tell me」を聴きながら青空の下、窓を全開にしてドライブしたくなる。
2 セッション!パッション!
ライブでしか聴いたことのなかった「セッション!パッション!」のイメージは、バリバリエレキとシンセのファンク。そんなイメージを良い意味でぶち壊されたアレンジになっていた!
ギターはアコースティックでのファンキーでありながらどこかラテンテイストなカッティング。そして、ベースとドラムとの野太く力強いリズムでぐいぐいと迫ってくる感じ。ベース&ドラムのソロはとにかく格好いい!!。そして、ラテンテイストのピアノのフレーズで思わず体が動き出してしまう。
3 アルマジロダーリン
一転、クリアで綺麗なアコースティックサウンドなのが「アルマジロダーリン」。
ギターはアコースティックギターとガットギターとの2種類をミックス(?)。ベースもウッドベース調の音色。そこに、パーカッションという構成。さらに、アダチケンゴのボーカルは他の曲とちょっと違ったエコーがかけてある(?)感じ。全体的にアットホームな感じのアレンジで心が温かくなる感じ。それでいてちょっと寂しげなガットギターソロのメローなフレーズがぐっと迫ってくる。
4 Dear;~ママはいつでもあなたの味方~
なんといっても女性ファンに人気絶大な「Dear;~ママはいつでもあなたの味方~」は、多くのファンのイメージどおりのオーソドックスなアレンジで聴かせてくれる。
出だしのピアノの音はどこか録音を再生したかのようなちょっとこもった感じにしてあって(間違っていたらゴメンなさい。)、子供が生まれた時を思い出すシチュエーションを表現しているよう。自然に頭に映像が浮かんできそう。
ストリングスとピアノだけの1番はまさに母と産まれてくる子どもの神聖な感じ心洗われる感じがする。
そして、2番からギター・ベース・ドラムが加わってどんどん盛り上がっていきドラマッチックに。
ピアノの最後の一音が遊び感覚があってオシャレ。
5 さよならサリー
「さよならサリー」はガットギターのみのバックでアダチケンゴのボーカルがぐっと引き立っている。そこに、ガットギターの柔らかい音色でのもの悲しいフレーズでこころを揺さぶられるよう。まるで悲恋映画を見ているような感覚にさせられる。珠玉の一曲である事に間違いない。
6 Pray song
「Pray song」は、エレキギターとアコースティックギターとのギターのみバックでどこかカントリーテイストのアレンジになっている。
左サイドのエレキギターはセミアコースティックのような柔らかい音で、分散和音のフレーズが心地良い。そして、右サイドのアコースティックギターは切れのいいカッティングでリズムを刻んで、エレキギターとのコントラストが格好いい。
どこか片田舎のログハウスでのライブで聴いている様な感覚に。
7 メッセージ
「メッセージ」は、洗練された都会的な格好良い曲に!
ジャジーながらラップテイストの効いた跳ねるリズムラインに時にスラップ奏法も使ったベースにベースと掛け合うようなドラムが格好良く、気持ち良い。そしてエフェクターの聴いたサイドギターのカッティング、ゴージャスなコーラス。そしてなんといってもサックスで大人の雰囲気満点に。
「Pray song」が片田舎のライブハウスならば、「メッセージ」は都会のジャズバーでの演奏のよう。
8 ひだまりの下
ひだまりの下の感想は→「アダチケンゴ「ひだまりの下」先行配信開始」
普通どんな好きなアーティストのアルバムでも、気に入った曲が2~3曲、その他は「まあまあ」なんてことも多い。
けれど、今回の「Reborn」は過去に音源化されていてライブでも人気の曲の再録と新曲ながらライブで好評の新収録曲とを組み合わせた8曲で、アダチケンゴのBest盤といっても過言でない。
それでいて、Best盤にありがちな「ただヒット曲を集めただけで、アルバム全体としての面白みに欠ける」ということを感じない。一つのアルバムとしてコンセプトのしっかりしたアレンジで統一されたからなのだろう。
その意味でも、何度聴いても飽きないアルバムのような気がする。
そして、あまり大々的に宣伝されていないけれど、レコーディングスタッフの顔ぶれは「これってインディーズ・アルバム?」と思うような、名だたるメジャーアーティストも手がけている豪華なメンバー。その点でも、このアルバムのクオリティーの高いのは納得だ。
【レコーディングスタッフ】
アレンジ&レコーディング&ベース 加藤裕一(http://www.uichi-bass.com/)
ミックス&マスター 小崎弘輝(http://profile.ameba.jp/rechigi/)
ギター 渡辺裕太(http://ameblo.jp/funky335/page-2.html)
ピアノ&キーバード tatsuya( http://tatsuyapf0205.wix.com/tatsuya-official)
ドラム 坂本暁良(http://www.starratz.com/#!prof11/c23g0)
パーカッション 中村雅哉
コーラス Shino
テナーサックス D.O.G
私にとってこの「Reborn」が、当分ベビーローテーションのアルバムになることは間違いない。
こんばんは〜!
今、アルバムをヘッドホンで聴きながら、ブログ読ませてもらいました!
BIGCATでのライブを観た私にとってあの時間に戻れる最高の時間ですね。
アダチさん大きな舞台で歌う方だと思いましたね!またライブに行けるまで聴きまくります。
ありがとうございました🙏
ハナハナ さん
コメントありがとうございます。「Reborn」は聴く度にいろいろな発見があって何度聴いても飽きないCDですよね。
残念ながらBigCatのライブにはいけませんでしたが、DVDが発売になるようなので、そちらを楽しみにしています。
こんにちは。
Reborn
ついにリリースされましたね。
11/25BIG CATワンマン、Reborn発売から、約1週間が過ぎました。
ライブ当日から、楽しみなのに、終わってほしくないとの想いも強く、最高の時間だったから大満足だったけど、寂しくも感じました。
なので、Rebornがライブ当日のリリースで良かった。
ケンゴくんが集大成と言っているRebornは、やっぱり珠玉のアルバムですね。
いつもながら、ギターやドラム、キーボードなど、凄い分析ですね!
凄すぎです👏👏👏
歌詞をかみ締めながら何度も何度もアルバム聴いています。
また、こちらのブログを見ながら何度も何度もアルバムを聴いてふむふむ👀
そうだ!とか、なるほど!!とか。
あ!と、新しい発見をしたりもしています。
Pray songやメッセージを聴くと何故か涙がこみ上げてきます。
そして、ひだまりの下で笑顔になる。
私も、ヘビーローテションになり毎日Reborn以外は聴いていませんよ!!
全曲、聴きごたえのある本に素敵なアルバムです💖
Teddyさん、ありがとうございます。
これからも素敵なブログを楽しみにしています。
アダチケンゴという素敵なアーティストさんに出逢えて良かった。
心から、そう想っています。
12/20のライブを楽しみにしています。
てるみん さん
コメントありがとうございます。「Reborn」、本当にいいアルバムですよね。
ただ聴いているだけでも飽きません。
しかし、アダチさん本人も自信作というこのアルバムはアダチさんだけでなく
レコーディングに携わった人すべての熱い気持ちを感じます。
聴けば聴くほど、細かいところまで気を配って作りこんであるような気がしました。
なので、アダチさんだけでなくスタッフがこのアルバムに込めた思いを、ファンの方々
と共有できたらと思ってブログを書きました。
素人の耳ですので、「ちょっと違うな?」ということもあるとは思いますが、
このブログで少しでも「そうそう。」とか「言われてみれば・・。」とかという部分が
あったらばすごく嬉しいです。
ブログを書いた後もヘビーローテーションで聞いていますが、全く飽きません。
反面、「次に『Reborn』を超えるアルバムを作るのは大変じゃない?」なんて気の早い心配も
してしまいますが、まさにこのアルバムで生まれ変わったアダチさんならやってくれると信じています。
今後ともよろしくお願いいたします。