B-DEMO~アダチケンゴ

 

アダチケンゴさんが昨年からシリーズ化させている「DEMO」シリーズ。今までアレンジ・レコーディング・ミックス・演奏とすべてアダチさんが行ったA-DEMOとは異なり、気心知れたアーティスト仲間と作ったB-DEMOが発売されました。

現在メジャーになっているアーティストでもメジャーデビューする前の自主制作時代に粗削りながら迫力と勢いを感じるアルバムがある場合が結構あります。(大体がメジャーになってからだと廃盤になっていて、ファンにとって一種のお宝アルバムになってたりするのが常ですが・・・)

今回のB-DEMOはまさにそんなアルバムのような気がします。メジャーレーベル等で使っているような超ハイスペックな機材でレコーディングされたものでないのでプロの方が聴くと音質等で劣るところもあるのかもしれません。
が、それをカバーして尚有り余るほどのアダチさんの勢いと魅力が詰め込まれたアルバムです。

5曲収録ですが、どれをとっても今すぐに映画やTVドラマなどの主題歌に使えそうなぐらいメロディアスでキャッチーな曲で、その意味でもアダチさんのソングライターとしての力を見せつけてくれています。

アダチケンゴさんには珍しく自身のブログで各曲の解説も書かれています(→アダチケンゴ・オフィシャルブログ「B-DEMO解剖」)ので、それ以外で感じたことをちょっとだけ。

1 Flavor
主に左サイドから聴こえるエレキギターの細かいカッティングとそれに負けない右サイドのアコースティックギター(MatonEBG808)の野太く力強いカッティングの組み合わせ。また、躍動感あふれるドラムラインにのるエレキギターのカッティングとピアノのフレーズの絡まりが格好いいの一言です。

2 らしく
もの悲しげなピアノと哀愁漂うシンセサイザーのきれいなフレーズで、悲恋ドラマの主題歌にピッタリな感じさえするほどのドラマティックなバラードです。

3 最終列車
列車の音をイメージする強く単調で無機質なドラムラインと寂しい内容の歌詞とのコントラストが、一層曲の切なさを演出している気がします。加えて、レフトサイドのワウの効いたエレキギターとそれとは対極の音質のライトサイドのガットギターのフレーズの絡まりでより洗練された都会的な雰囲気を醸し出しています。

4 有限不実行
ちょっとブラスっぽいシンセサイザーがコミカルな歌詞とベストマッチ。そして、跳ねるベースとドラムのフロアタムとで力強くかつ躍動感満点です。アダチさんのブログにもある通り、ライブで大盛り上がり確実なファンキーな曲です。

5 Still
今回のアルバムの中で唯一のセルフアレンジの曲です。一番はアコースティックギターとピアノ、二番からはフルバンドによるバックとラブバラードの王道のアレンジでドラマティックです。
歌詞の内容はやるせない失恋なのですが、どこか明日の希望を感じるような印象があります。そう感じる理由がサビのメロディーなのか、それともエンディングに向かって盛り上げるアレンジによるのか、自分でもわかりません。
それともそう感じるのは私だけなのかな?
どちらにしても心動かされる曲です。

と好き勝手に書いてきて今更ですが・・・。

アダチケンゴさんの公式Twitterにトレーラーがアップされていたので、聴いていただけると雰囲気が感じていただけると思います。

今回も枚数限定での発売のようですので、「廃盤になって買えなくなる
その前に」。

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