先日jiima.com(ジイマ・ドットコム)でも販売しているLee201-97(Kウォッシュ)
について電話で問い合わせいただいた。声の感じからミドルエイジの方のようだ。
「Lee201のKウォッシュの色なんだけど、どんな感じの色ですか?太ももに部分的にしろくなっている?」
どうやら全体の色自体はネットでご覧頂いたので気に入っていただいたようだが、所謂ブラッシング加工(太もも部分だけ擦れて色落ししてある中古加工)かどうかが気になっていらっしゃったようだ。
いくら流行だといってもやっぱり「古びた感じ」は許せない。これもジーンズに対するこだわりで、良し悪しの問題じゃない。なのに、なぜかメーカーは近年中古加工ばかりを発売して、綺麗に色落ししたジーンズをあまり作っていなかった。
問い合わせのLee201は10年以上前頃、大変人気のあったジーンズで数年前に生産中止になっていた。生産が中止された後もずいぶんとショップには問い合わせを頂いた。そのようにLee201は根強いファンが多く、その強い要望にメーカーが動かされた形で復刻させたのが今のLee201だ。
「復刻」なだけあり生地も色もシルエットもそして、値段も以前と同じ!にこだわった。そのため、加工色のKウォッシュも今には珍しい綺麗な色落しとなっている。
そして、もう1つ人気の理由が股上の深さにある。現在のジーンズは比較的股上が浅めのジーンズが多くなっている。ところが、Lee201は股上が深くなっている。そこが、股上が浅いジーンズは頼りなく感じる方に人気があるようだ。
結局、前出のお客様は「綺麗な色落しです。」との回答に安心されて、その電話で2本ご注文を下さった。
派手さは無いが、根強しファンに支えられたLee201はある意味で名品といって良いと感じている。
御紹介のジーンズ Lee201