前回投稿した「原点回帰」と一緒に近野淳一さんの通販サイト「単身奏デ屋」で購入したのが、3rd mini albumの「需要と供給」。
語りと歌が半分半分の「需要と供給」を聴いた瞬間、ど肝を抜かれると同時に「魂の叫び」と言われていた頃のフォークシンガーの姿が頭をよぎりました。
とはいえ、全体を通して聴くと独特の世界観の歌詞とどこか哀愁を感じるきれいなメロディ、そして、格好いいギターサウンドの印象は「原点回帰」を聴いた時と変わらず。。
近野さん本人が自分の作品を説明している「近野淳一説明所」では、このアルバムについて「なんとなく近野淳一といえば的に囲われてしまっているのではないだろうかという柵を越え今まで「やれたげど、できなかった」ものをこのアルバムに集結させました。」と説明しています。
が、私は近野さんのアルバムがこれが初めてなので、昔からのファンの方々が近さんの曲にどんなイメージを抱いているのがわからず、このアルバムが持っているはずの「イメージの裏切り」感を感じられないのが残念です。
ギター好きな自分としては「うたかた」には特にグッと来ました。イントロのギターの分散和音からのカッティングは、格好いい。そして、疾走感満点のアレンジも最高です。
そして、「2015」。スリーコードがループするAメロとサビだけの非常にシンプルな曲ながら圧倒的なグルーブ感で、まるで洋楽を聴いている気分になりました。
昔、吉田拓郎の「イメージの詩」を聴いた時に似た衝撃も・・。(歳がバレる?!)
「6曲にしたくてできた曲」ながら凄く好きです。
「ブルーベリー」のあの心地良さはなんだろう?「幸せ」の綺麗なメロディには本当に癒やされます。
そして「五月」は、その歌詞が自分も子供をもつ者として深く共感出来るもので大事にしたい曲になりました。